霞ヶ浦、大山スロープのバスボートプロショップです。
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マーキュリーとヤマハのエンジンには、オイルタンクが2つある機種があります。
おもに、V型エンジンです。
1つはボートの中、もう1つは、エンジンに付いています。
一見、ボート内のタンクの方が大きいので、こっちがメインのタンクと思いがちですが、実は、エンジン内の小さいタンクがメインタンクです。
マーキュリーの場合、オイルレベルセンサーはエンジン内のタンクにしか付いていません。
ピピピピピッ・・・という警告音はオイルレベルの低下を知らせているのですが、ほとんどのお客様は、ボート内のオイルタンクを確認して、〃オイルは入っています〃と返答があります。
実は、こっちのオイルレベルが低下しているんです。
こうなる原因はいくつかありますが、今回の原因は・・・
ボート内オイルタンクのオイル吸い上げ口に付着したドロドロ。
この部分、ゴミを吸い込まないようにフィルターになっています。
この部分だけ洗浄しても、タンク内に汚れが残っていたらまた詰まってしまうので、ちょっともったいないですが、オイルの入れかえと洗浄です。
試運転。
エンジン内のオイルタンクに、オイルが入って来るのを確認して作業完了です。
左の方に置いてある、ギヤケースの修理です。
ギヤオイル交換で水の混入があったのですが、その量が・・・
どちらかと言うと、水にオイルが混ざったって感じ。
通常であればオイルシール交換ですが、今回は、ちょっと気になることが・・・
これです。
このサビが原因じゃないかと。
ここは、インペラが付いている場所なので、サビていても問題なく・・・はありませんが、ギヤオイルへの水混入にはなりません。
ただし、この下のオイルシールがあたる部分までサビていると・・・
空気圧チェックをしてみると、やはりこの下のオイルシール部分から、漏れたり、止まったりしています。
やはり、ここにもサビが・・・
サビを落として、オイルシールを交換しても、一時しのぎにしかならないでしょう。
・・・ドライブシャフトか・・・
ちょっと高価な修理になりそうです・・・